急変する国内外情勢の中に大統領には大きな決断が要求される時が多くありました。 歴代大統領は国政運営の重大な峠で青南台に留まって政局に対する構想がなされ、この時下した決断は歴史をひっくり返してきました。これがまさに『青南台構想』。 その他に青南台で国賓を迎えることもありました。

青南台は豊かな自然に囲まれ、四季のうつろいをはっきりと感じることのできる美しいところです。季節にあった祝祭やイベントも盛んに開催されています。
毎年4月に行われる花祭り。昨年は
清南大野生草和戦市議会、花道花塔花道造成、黄金願いダルギ、森体験、大統領ゴルフ体験、パズルおよび郵便はがき書き、伝統民俗工芸体験清南大スタンプリレー、歴代大統領選挙ポスター展示などの多彩な行事が行われました。

7、8月には毎週土曜日の19時30分～野外公園が行われ、予約不要で観覧することがきます。今年の開催日は未定ですが、毎年多くのアーティストがここ青南台を訪れ、観客を楽しませています。青南台の敷地内の広大な湖を背に、観客もアーティストも夏の夜を思い切り楽しみます。

本館は大統領の宿泊施設として使われていました。豪華な客室に広いベッド、明るい日差しが差し込むリビング、シャンデリアが輝くエントランス・・・細部にまで装飾が施されている洋館のような本館はさすがは大統領別荘なだけあってゴージャスです。もちろん、宿泊施設とは一国の大統領ですからいつ会議があってもいいように会議室には常にいすやテーブルなどが設置されていました。一方、洋風の豪華さの中にもシャンデリアは韓国の国花であるムクゲの花がデザインされていたり、庭には韓国に昔から自生する木モグァが植えられているなど韓国らしさを随所に感じる建物です。このモグァの木は樹齢220年にもなり、青南台を見守ってきました。
そんな青南台もノ・ムヒョン元大統領の代で大統領の別荘施設の役目を終え、国民へ開放する事になりました。そのため、本館に飾られたカレンダーは2003年5月でとまっています。
本館はカメラ撮影ができず、内部をご紹介することができませんでした。本館は『製パン王キム・タック』でもよく登場していたことでも有名で、重みのある小ぶりながらも豪華な邸宅のような雰囲気なのでぜひ実際に訪れてその様子を見てみて下さい。

青南台の敷地内にはゴルフ場やつりなどの娯楽施設も完備しています。台帳量の多忙な日々で溜まった疲労を心身ともにここで急速のひと時を過ごしていたのでしょう。そんな中でも国に緊急事態が発生したときのために常に連絡がやり取りできるように連絡網が完備されていたり、厳重な警備が張り巡らされていたのですからやはり大統領には心労がつき物のようです。

青南台は約56万坪もの土地を有し大きな湖と長い散策路がつづきます。散策路には竹の木やもみじの木、ポプラなどの大きな木々がいたるところに並んでいて夏のは青々と葉が茂り、秋には赤く燃えるような紅葉が楽しめます。恋人と手を繋ぎながらゆっくりとした午後の時間を楽しむのも素敵ですね。

湖のほとりにある小さな東屋は金大中元大統領の故郷、天羅南道から取り寄せたものだとか。この東屋の目の前に広がる湖を眺めながら金大中元大統領は何を思ったのでしょうか。脚に無理がきかなかった金氏は、本館からこの湖のほとりの東屋まで歩くのは難しくゴルフ用のカートでここまで移動してきたそうです。

A History of Preside Gifts
青南台の入口には大統領に送られた各国のお役人からの貴重な物品がずらりと並べられています。
グラスや刀、黄金の置物などどれもキラキラと輝く超高級品ばかり。ずらっと並べられたこれらの贈り物を見ているだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいます。

湿地生態園(990㎡)には音楽の流れる噴水台が設置され、湖畔散歩道(8km)には3.3kmの登山路と散歩道があり、歩きながら大清湖の風景を楽しむことができます。
施設は本館、管理棟、公園、自然生態観察路(8㎞)、大統領広場(3,000㎡)、水生湿地生態園（音楽噴水）などのほか
付帯施設 - ゴルフ場、養魚場、プール、テニス場、練兵場などがあります。