北村(ブクチョン) - 韓国オプショナルツアー、ソウルツアー、韓国、韓国文化体験、韓国旅行、語学研修
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北村(ブクチョン)

北村(ブクチョン)북촌

エリア  ソウル カテゴリ  景観・展望 伝統文化・歴史 散策

当時の面影がそのまま残る~伝統と現代が息づく韓国伝統家屋~

北村韓屋村は嘉会洞、斎洞、三清洞一帯の約860棟の韓屋や沢山の個性的な博物館が集まっているところで、世界遺産としても有名な昌徳宮や景福宮、宗廟の中間に位置し、ソウル定都600年の歴史と共に生きてきた韓国の伝統的な居住地域である。風水的に最も良い場所ということで朝鮮時代の政治・行政・文化の中心地であったと同時に、貴族や両班(ヤンバン)といわれる上流階級の住居としてその役割を果たしてきた。

現在、高層ビルが立ち並ぶソウルの中で唯一、韓国の伝統家屋である韓屋が最も多く残っている場所であり実際に一般市民が居住している「村」として、また昔ながらの通りの様子や当時の面影を感じることができる場所でもあるので、国内外を問わず観光客に人気のスポットとなっている。路地の坂を上っていくと南山、Nソウルタワーを一望することができ、伝統と情緒あふれる韓屋の景観はフォトスポットとしても話題を呼んでいる。

また、昌徳宮と景福宮の間に挟まれている北村韓屋村には、第2代大統領の『尹潽善(ユン・ボソン)家』(史跡第438号)やドラマ「冬のソナタ」の撮影地として有名な『中央高校』(本館は史跡第281号)、推定樹齢600年の『斎洞の白松』(天然記念物代8号)など、数多くの史跡や文化財、民族資料が残っており、東琳組ひも博物館や世界装身具博物館、北村生活史博物館、嘉会博物館(民画の博物館)など、韓国にゆかりのある伝統文化や工芸を扱った博物館や美術館が密集していることから、都心の中の博物館とも呼ばれている。その一部には韓国の伝統文化を実際に体験出来る施設もあり、美しい韓屋の景観を楽しむだけでなく、韓国の伝統文化を肌で感じることができる。

見所ポイント
北村文化センター
北村を散策するのに起点となるのが2002年10月にオープンした、ここ北村文化センター。
韓国の伝統家屋「韓屋」と北村に関する資料が展示されているだけでなく、地図やパンフレットなども充実している。
また北村文化センターでは伝統文化を守りつつ、文化体験プログラムも提供しており母屋、門屋、離れで構成された伝統韓屋として韓国固有の伝統を感じながら、実際に文化体験も出来てしまうスポット。

☆伝統文化講座☆
書芸や民画、伝統茶礼、組紐、刺繍、ポジャギ、七宝焼き、韓紙などの伝統工芸の文化講座が月曜日~土曜日まで午前と午後、夜間、それぞれ2~3時間ずつ、1班10人前後の3か月単位で開催。講座は約10種類。
韓国美術博物館
韓国仏教美術を代表する仏画、仏像、陶磁、民芸品、彫刻工芸品など約6000点が所蔵・展示されている仏教美術博物館。展示室は常設展示室と企画展示室に分かれており、常設展示室1階には仏教絵画と仏教石像が展示され、2階にはアンティーク家具と日常生活で使われた小物などを見学することができる。
ハン・サンス刺繍工房
重要無形文化財の中で、初の刺繍匠技能保有者として認定されたハン・サンス先生の刺繍作品を展示している博物館。アメリカ、日本、ドイツなど世界中で個展を開いたハン先生の素晴らしい刺繍作品をはじめ、ハン先生が個人的に収集した近代衣装などの遺物も展示されている。

嘉会博物館
2002年に開館した嘉会博物館は庶民達の暮らしぶりを生き生きと描いた民画や古くから伝わるや韓国の民間信仰について知ることができる民画専門の博物館。伝統韓屋の韓屋(ハノク)の良さを活かした博物館内には、展示室、体験室、茶道室があり、民画約250点、護符750点、書物150点、民俗資料約250点をはじめ、朝鮮王朝時代の品々約1,500点が所蔵されている。
また、嘉会博物館の体験室では符籍作りや鬼面瓦の拓本、民画文字の色づけなど多数の体験プログラムが開催され、3,000ウォン~1万ウォン程度で楽しむことができる。
【要予約、使用言語は韓国語のみ。体験費用はプログラムによって異なる】
ソウル無形文化財教育展示室
韓国伝統文化を伝えるための場所として2005年9月にオープンしたソウル無形文化財教育展示場は、韓国人だけではなく外国人にも人気のスポット。その名のとおり、無形文化財を学び体験出来る場所であり、月ごとに陶磁器、民画、螺鈿(らでん)、漆などのソウル市無形文化財25項目の多彩な作品をテーマ別に企画展示するだけでなく、ソウル無形文化財技能保有者が実際にその作成過程の教育、実演を行っている。
世界装身具博物館
三清洞通りにある世界装身具博物館は高級感溢れる優雅な外観が目を引く博物館である。
『世界装身具博物館』というと少し聞きなれないイメージですが、分かりやすくいえば“世界アンティークジュエリー博物館”として、詩人で随筆家であるイ・ガンウォン館長が約30年の間、60ヶ国から約3,000点を収集した装飾品の内、約1,000点を展示している。
アンティークジュエリーとは西欧では一般的に100年以上経った宝石やアクセサリーのことを指し、世界中の豪華な宝石やアクセサリーをはじめ、お守りのように外敵から身を守る目的で魔力があるとされ常時身に付けていたもの、権勢いや身分の高さを他物に示すもの、さらには宗教的なものなど、様々なものが展示されている。
館内の展示はさまざまなテーマごとに分かれており、世界最古の琥珀が並べられた部屋、金の装飾品だけを集めた部屋、古代エチオピアの十字架、世界中から集めたマスク、お守りとして使われていたネックレス、19世紀後半から20世紀初頭にかけてヨーロッパの貴婦人や王族たちが身に付けていた美しいアクセサリーの数々が並べられている。
【料金:大人5,000ウォン 学生3,000ウォン】

ソウル伝統文化体験館
キムチ作り、パジョン作り、お茶菓子作りのほか、伝統マッコリ作りの体験ができる貴重な体験館。その他にも、韓服の試着や伝統茶の試飲も楽しめる。
東琳組ひも博物館
韓国の伝統工芸の一つ、メドュプは糸を組み合わせて編んだ組み紐であり、韓国ではこのメドュプを使った装飾品が古来より愛されてきた。メドゥプにはそれぞれ、長寿や幸福、子宝、魔除けなど深い意味が込められており、儀式やプレゼントなど韓国の生活の様々な場面で使われてきた。
東琳組ひも博物館はドラマ『宮』で小物、衣装協力をしたシン・ヨンミ先生の組ひも工房兼ギャラリーとして2004年にオープンし、館内にはチマチョゴリの装飾「ノリゲ」をはじめ、腰布、巾着、扇子につけた装飾品等の朝鮮時代の貴族の遺物や、シン・ヨンミ先生が伝統的な技法で再現した作品が展示されている。その他にも、現代風にアレンジしたメドゥプのピアスやキーホルダー、ストラップなどの小物も置いてあり、お土産としてもピッタリ!

中央高校
北村のメインストリートである北村文化センターの前をしばらく直進すると見えてくる中央高校は、ドラマ『冬のソナタ』でチュンサン達が通っていた高校として実際にドラマ撮影が行われた場所。日曜日は学校が開放されており、ドラマに出てきた放送室や焼却炉などドラマの雰囲気を味わいながら、誰でも自由に見学することができる。
【学校開放時間:日曜日 8時~17時】


北村(ブクチョン)북촌
住所
(日本語)ソウル市 鐘路区 桂洞105番地
(韓国語)서울시 종로구 계동 105번지
電話番号
02-3707-8388
運営時間
月曜~金曜日 09:00~18:00  土・日曜日 09:00~17:00 
※旧正月、旧暦8月15日連休休み

●文化遺産ガイド●
日本語:火・木・金・日曜日(10:00~13:30)土曜日(10:00~17:00)
※事前予約は不要で、現地で直接申し込めば案内を受けることが可能。

ホームページ http://bukchon.seoul.go.kr/jap/index.jsp (日本語)
日本語
ガイドあり
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