昌徳宮(チャンドックン)  - 韓国オプショナルツアー、ソウルツアー、韓国、韓国文化体験、韓国旅行、語学研修
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昌徳宮(チャンドックン) 

昌徳宮(チャンドックン)창덕궁 

エリア  鍾路(ジョンロ) カテゴリ  ソウル観光地

ユネスコ世界文化遺産・昌徳宮
自然との調和が美しい宮殿を巡る

ソウル五大王宮の一つで、朝鮮王朝時代の面影を最も残しているのがこの昌徳宮である。
正宮である景福宮に続いて2番目に建てられた宮殿であり、特に歴代の王と王家の人々の休息場所でもあった昌徳宮の後苑は、歴史的、建築史、造景学的観点から非常に貴重な遺産といわれている。また、朝鮮時代の宮廷の中で最も保存状態がよく、当時の原型が留められている点が高く評価され、1997年12月にはユネスコ世界文化遺産にも登録された。
古風で美しい景観のため、『宮廷女官チャングムの誓い』をはじめ数多くのドラマや映画の撮影地としても有名である。

昌徳宮は1405年に朝鮮王朝の離宮として建てられましたが、正宮である景福宮と同じく1592年の壬辰倭乱(文碌・慶長の役)により焼失し、1609年に再建された後、300年間正宮として使われていた。
王と臣下たちが政事をおこなっていた外殿と、王と王妃の生活の場である内殿、そして休息の場所であった後苑に分けられている。全部で約135,000平方mの敷地の中には13棟の宮殿の建物とその北半分を占める後苑には28棟の楼閣があり、正宮である景福宮が整然と配列された秩序を感じさせる一方、昌徳宮は地形条件や自然との調和をもとに自由に構成されている。
特に、景観の美しい後苑は300年を越える巨木や池、東屋などの造園施設が見事に自然と調和され韓国伝統庭園の真髄ともいえる。

見学は一般観覧(自由観覧)エリアと後苑特別観覧エリア(制限観覧:ガイド付)に分かれていて、後苑特別観覧エリア(制限観覧:ガイド付)は決められた時間のみ入場可能。また、一般観覧(自由観覧)でもガイドの説明を受けたい場合は言語別(日本語・韓国語・英語・中国語)に決められた時間に合わせて入場可能なので、初めての見学の場合はガイドと一緒にまわるのがお勧め!

見所ポイント
敦化門(トンファムン)
1412年に造られた昌徳宮の正門で、大韓民国最古の門といわれている。
現在の敦化門は1609年に再建されたものだが、朝鮮時代に2階部分にあったとされる時を知らせる鐘と太鼓は今はもう残っていない。
「民を教え導き感化させる」という意味が込められている敦化という名称は「中庸」の大徳 敦化からとった名前といわれている。
錦川橋 (クムチョンギョ)
錦川橋は1411年に築造された石橋で、現在ソウルに残っている石橋の中では最古といわれている。
朝鮮の宮廷に共通してみられるように、入口は風水地理上、縁起が良いところに明堂水が流れるようにして、その上に石橋が造られた。橋の下には宮廷を守る守護神として、南側に獅子(想像上の動物)、北側に亀を配置している。また橋の中間には邪鬼を退けるという意味合いで鬼神の鬼面が彫刻されている。
仁政殿(インジョンジョン)
国宝225号にも指定されている昌徳宮の正殿、仁政殿では王の即位式、朝礼、外国使臣の接見など、国の重要な儀式が行われていた場所。
1405年、昌徳宮の創建とともに建立され何度か焼失したものの、そのたびに修復され、現在に至っている。外観は2階建てに見えるが、建物内部は高い天井を持つ吹き抜けとなっている。また、丹青(ダンチョウ)という塗料で彩られた内部装飾も見事。仁政殿の前方には儀式が行われた庭があり、後方には階段式の庭園がある。
宣政殿
ここ宣政殿は、王と臣下が議論をしたり、儒生の試験会場や宴会の場となるなど公式の執務の場として使っていたところ。現在、韓国内に残っている唯一の青い瓦の宮殿であり、瓦の屋根の端にはお宮を守る守護神として小さな石像が置かれた物で、西遊記の登場人物が並んでいる。

煕政殿と大造殿
煕政殿と大造殿は王と王妃の生活空間として、王とその家族が実際に生活をしていた場所。日本統治時代に景福宮から移築されたもので、一部西洋式に改造されている。

水刺間
王室の台所として使われたところで、煕政殿と大造殿の西側に位置している。
後苑(秘苑)
昌徳宮の北側に位置し自然豊かな散策路が広がる後苑は、太宗(3代王)が昌徳宮を創建する際に造園された広大な庭園。自然の丘陵を生かし造られたこの大庭園は正式には禁苑とよばれる王家の庭である。季節ごとに表情を変える自然の美しさを感じながら詩を詠ったり、勉強をしたり、王と王妃はここで余暇を楽しんでいたといわれている。その他にも、弓術行事、釣り、花見などさまざまな行事が開かれた。
1592年、文禄・慶長の役で大半の庭亭が焼失したが、1623年に改修増築されて今の姿を維持している。韓国伝統の造園技術により自然をそのまま生かした造りになっており、ソウルの喧騒とは打って変って豊かな自然と、その美しさに魅せられる。
楽善齋
1847年、朝鮮24代の王である憲宗が住まいとして建てたのがこの楽善齋だ。
大韓帝国最後の皇太子である李垠(イウン)に、日本の梨本宮家から嫁いだ李方子(まさこ)が晩年を過ごした場所でもある。
木の風合いと素朴さが感じられ、特に木窓装飾や花壇など繊細な美しさが魅力。

不老門
王の長寿を願って建てられた門。
今でもこの門をくぐれば長生きするといわれている。

愛蓮池と愛蓮亭
芙蓉亭から約100mほど離れたところに位置し、不老門のすぐ左側にあるのが愛蓮池。芙蓉亭にも似て美しく、雰囲気があるので昔のデートスポットと思われる。池の端には東屋の愛蓮亭があり1692年に建てられたという。
芙蓉池と芙蓉亭
芙蓉池は陰陽思想に基づいて造園された四角い池。この四角い池を地に見たてて池の中央に天を象徴する丸い島を造ったといわれ、その池のほとりにあるのが芙蓉亭。池ではタイやフナを育て、釣りや船こぎを楽しんでいたという。蓮の別名が芙蓉という名にふさわしく、夏場には蓮の花が連なっている。また、ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」でチャングムが散策する場面はこの一帯で撮影された。


演慶堂と善香斎
昌徳宮の中で唯一、民家スタイルの演慶堂は王が庶民生活を味わうために建てられたもので世界文化遺産にも指定されている。中は男性の居住空間である舎廊棟(サランチェ)と女性が生活していた母屋(アンチェ)に分かれている。善香斎はサランチェの左隣にあり、主に書斎として使われ本も保管されていた。
昌徳宮(チャンドックン)창덕궁 
住所
(日本語)ソウル市 鐘路区 栗谷路99
(韓国語)서울시 종로구 윤곡로99
電話番号
02-762-9513
運営時間
一般観覧】:観覧時間内に自由に観覧可能。言語別のガイド案内(時間指定)も有り。
コース:敦化門-闕内各司-仁政門-宣政殿-熙政堂-大造殿-誠正閣-楽善齋
4月~10月 (9:00~18:30)
11月・3月 (9:00~17:30)※入場・チケット販売は観覧終了時刻の1時間前まで
12月~2月 (9:00~17:00)

●一般観覧の言語別ガイド案内●
 日本語案内(12:30) 英語案内(10:30、14:30)  ※所要時間60分

:4月~11月の毎週木曜日 ※12月~3月は一般観覧のみ
  後苑を含む昌徳宮全区域(非公開区域および楽善斉を除く)※入場制限あり
  4月~10月 09:15~18:30(入場は16:30まで)

【後苑特別観覧】※後苑特別観覧は解説者のガイド付き観覧のみ可能。
コース:涵陽門-演慶堂・善香齋-ウィドゥハム-不老門-芙蓉池-愛蓮池-尊徳亭・
ピョムサ-玉流川-タレナム-敦化門 
日本語案内(10:30、13:30)英語案内(11:30、14:30) ※所要時間2時間


休業日:毎週月曜日 (ただし、公休日と重なった場合は除く)

【一般観覧】:大人(満19~64歳)3,000ウォン
       小人(満7~18歳)1,500ウォン
      ※6歳以下、65歳以上、障害者無料

【後苑特別観覧】:大人(満19歳以上)5,000ウォン
         小人(満7~18歳)2,500ウォン
      ※子供、高齢者割引などはなし

<4大宮と宗廟の統合観覧制>
1枚のチケットで5箇所(景福宮、昌徳宮(後苑含む)、昌慶宮、徳寿宮、宗廟)を見学することができる。 10,000ウォン(有効期限:1ヶ月)
※1箇所でも使用した場合は払い戻し不可。

<昌慶宮連繋観覧>

観覧時間:(4~10月)9:00~18:30、(11、3月)9:00:~17:30、
     (12~2月)9:00:~17:00
※チケットは観覧終了時間の1時間前まで販売

料金: 大人(19~64歳)1000ウォン、(7~18歳)500ウォン
※6歳以下、65歳以上、障害者は無料

ホームページ:http://www.cdg.go.kr/ (韓国語・英語)


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