景福宮(キョンボックン) - 韓国オプショナルツアー、ソウルツアー、韓国、韓国文化体験、韓国旅行、語学研修
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景福宮(キョンボックン)

景福宮(キョンボックン)경복궁

エリア  鍾路(ジョンロ)区 カテゴリ  ソウル観光地

朝鮮王朝の幕開けを記した王宮
「景福宮(キョンボックン)」

景福宮は朝鮮王朝を代表する最高の宮殿で、朝鮮王朝を建国した太祖・李成桂によって1395年に建てられた。朝鮮王朝初の宮殿として創建され、ソウルの5大宮の一つとして600年の歴史がある。
1592年、文禄・慶長の役で豊臣秀吉の放火によって焼失すると不吉な王宮として273年もの間、放置され王宮が昌徳宮に移転後には廃墟と化していたが、1868年に再建された。
現在の建物の多くはその時代に再建されたもので、興宣大院君の主導により再建された景福宮は、330棟の建物がびっしりと立ち並ぶ雄大な姿で長方形の敷地の東西南北に勇壮な門が立ち、敷地奥は水と緑と建造物が調和する後苑となっている。
南側には正門である光化門、東側には建春門、西側には迎秋門、北側には神武門がある。
宮内には勤政殿をはじめ、交泰殿、慈慶殿、慶会楼、香遠亭などの殿閣があり、正殿である勤政殿では公式的な儀式や官僚たちの朝礼が行われ、雄大で伝統的な美しさが感じられる。また、迎賓館の役割を担った2階建ての壮麗な慶会楼は王宮建築の美しさを今に伝えている。

1910年に日本の植民地統治が始まると多くの建物が撤去されたが、90年代に入ってから本格的な復元が進み、当時の姿を取り戻しつつある。

景福宮という名は“万年も輝く大きな福を示す宮殿”という意味を持ち、ここには天の意志を受け継ぎ、民を治め、代々太平な時代を謳歌したいという朝鮮王朝の強い願いと理想が含まれていて、1963年1月21日に史跡第117号に指定された。

見所ポイント
光化門
景福宮にある4つの大門は、どっしりとした石垣の上にそびえ立つ楼台と石垣の真ん中に設けられたアーチ型の門からできており、城門のようなその風貌は「威容を誇る」にふさわしい。その中でも正門である光化門は2階建の楼台と3つアーチ門からできており、中央は王が、左右は皇太子と臣下が出入する門として、景福宮にある4つの大門の中で最もスケールが大きくその姿は圧巻だ。

日韓併合後の1927年、朝鮮総督府の建物が建てられ光化門は解体され、現在の国立民俗博物館の入口に移転しました。1950年、朝鮮戦争で焼失し、1968年2月、現在の位置に移動、復元されたものの造建当時の位置・角度が違っていた為、2006年、本来の姿に復元すべく再び復元工事が行われ2010年8月に一般公開がスタートした。
勤政殿
勤政殿は景福宮の正殿として国家的な行事が行われていた場所で、国宝223号にも指定されている。景福宮の中でも最も規模が大きく、王と国の権威や品格を示す重要な空間である。
北岳山を背景にした重層の建物は、高くて広い2段の月台の上に堂々と構えられ、周辺を囲った回廊の柱は王を護衛するかのように並んでいる。勤政殿の前面にある広場では、王の即位式や外国使節接待などの重要行事が行われた。広場の中央には王の通る御道があり、左右には臣下が歩く巨道が設けられ、臣下が地位に従って立てるよう、品階石が建てられている。

中央内部には玉座が置かれ、その背後には王の威厳を象徴するかのように張りめぐらされた 「日月五峰図」(日と月、五つ峰を描いた壮大な絵)屏風が、鮮やかで印象的
思政殿
勤政殿では国の公式的な行事が行われていたのに対し、王が日常的な業務を行っていた場所が、この思政殿である。
その名は「深く考え、政治を行う」という意味を持ち、王と臣下らが政治を論じたり、王が直接見守る中で過去に試験なども行われた。

左右にある萬春殿と千秋殿にはオンドルが敷かれていて、冬でも利用することが出来る。
康寧殿と交泰殿
王と王妃の生活の場であり、寝室でもあった康寧殿と交泰殿は宮殿の中心部に位置している。
康寧殿は、王が読書をしたり休息をとったり、時には臣下と話をしたりとつかの間の余暇の楽しむ場所でもあった。
交泰殿は王妃の住まいにふさわしく景福宮内で最も華麗に飾られおり、王妃はここに居住しながらさまざまな仕事を処理していた。交泰殿の後方には人口庭園の峨嵋山(アミサン)が広がっている。なかなか外の世界に出られなかった王妃の為に作られた庭園だ。
康寧殿と交泰殿は国の最重要人物の生活場所ともあって、外部からの進入を防ごうと周囲を9つの壁で囲まれていた。なお、2つの宮殿ともに日本の植民地時代に撤去されたが1994年に復元された。
香遠亭
1873年、高宗が乾清宮を建てた際にその南側に池を掘り、池の中央に島を造ってそこに香遠亭を造成した。小さな池の上には橋があり、王と臣下はそこで散歩をしたり、詩を詠ったりと自然の美しさを堪能していた。後方の北岳山と調和して素晴らしい景色を楽しめる。
香遠亭という名のとおり“香りが遠くまで広がっていく”という意味が込められている。
慶会楼
国宝224号にも指定され、景福宮の様々な庭園と後苑の中で最も注目を集める場所といえば慶会楼だ。旧1万ウォン札のデザインに用いられるなど韓国を代表する建築物として親しまれている慶会楼は、池に中島を作ってそこに建てられた2階建ての大きな楼閣である。
国王と臣下が参加する重要な宴会や、外国使臣を接待する際など、大規模な宴会場として利用されていたが、誰もが自由に出入りできる場所ではなかった。現在も、特別公開以外は一般の人々が入ることは出来ない。
慶会楼は国王と臣下が出会いを楽しむ場所という意味からつけられた名前で、看板の字は太宗(テジョン・李朝第3代目国王)の世子だった譲寧大君(ヤンニョンデグン)が書いたものである。


衣装体験、フォトスポット
景福宮で行われている行事
朝鮮時代守門将交代儀式
紹介:光化門の守門将が決められた時間毎に勤務を交代することが再現される行事

時間:10:00~15:00、毎時間定刻00分
(休館日、雨天時は中止、また事情によって変更する場合あり)
場所:興禮門前の広場一帯

王家の宮廷散策再現行事


紹介:王と王妃及び臣下など約25名が景福宮を散策する場面を再現する行事。
期間:4~11月 ※ただし7~8月除く
時間:毎日 15:00~16:00 (火曜、日曜除く)1回のみ

関連の観光地情報

国立民俗博物館
景福宮(キョンボックン)경복궁
住所
(日本語) ソウル市 鐘路区 世宗路 1-56
(韓国語) 서울시 종로구 세종로 1번지56
電話番号
02-732-1931
運営時間
09:00~18:00 (11~2月:17:00)
※入場は観覧終了時間の1時間前まで
※状況により観覧時間の短縮・調整あり

休日:毎週火曜日
入場料:大人(19~64歳):3,000ウォン 青少年(7~18歳):1,500ウォン
    ※6歳以下、65歳以上 無料

日本語:日本語案内 10:00、12:30、14:30
ホームページ:http://www.royalpalace.go.kr/(韓国語・英語)
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