三清閣 (サムチョンガク)삼청각
城北区
ソウル観光地
緑に囲まれた静寂な伝統家屋を散策、
そして伝統韓国料理を堪能
北岳山（プッカンサン）の美しい森の中に位置する三清閣は、1972年7･4南北共同声明の直後、南北の赤十字代表者の晩餐の場として作られた由緒ある韓定食レストラン。
ここは昔、一般人の進入が制限されていて国賓の接待や政治的な会談の場所として使われていた。
1997年には一般レストランに変わったが、経営難で1999年12月閉業し、2001年10月に工事を経て伝統文化公演場に再オープン。現在は伝統文化を広める複合施設となっているので、誰でも入場料無料で散策することができ、気軽に立ち寄れる場所として開放されている。
周辺の山林は昔のままの状態で保存されソウルの中心であることを忘れてしまう位、心休まる静かな空間で、緑に囲まれた三清閣は四季折々の景色が美しい。
見どころは、その自然と調和した伝統家屋の『韓屋』。歴史的にはまだ日が浅いものの、優れた建築として風雅な佇まいや細部にまで手の込んだ美しい意匠などを見ることができる。
また、国賓接待や政治会談場所としても名声を博し、インドネシアの大統領、デンマークの女王、ロックバンドことスコーピオンズなどが三清閣へ足を運んでいる。伝統婚礼、宴会、新郎新婦の相見の礼を控えている人にも人気が高い場所だ。
ドラマ「宮」や「食客」などの撮影地としても有名で印象深きシーンが演出されている。
三清閣正門（一和堂）
三清閣のメインとなる建物で、一和(イルファ)という名前には南北が一つになろうという意味が込められている。建物内１階には韓定食レストラン「異宮(イグン)」、２階に劇場「エプリ」、カフェ「タソニ」などがあり、特に、ラウンジのテラスから眺める景色は素晴らしい。
聴泉堂
朴正煕(パク・チョンヒ)元大統領(任期1963～1979)の御用達の場所でもあったといわれる聴泉堂は近くに小川があって、両班(ヤンバン：朝鮮時代の貴族階級)のひっそりとした離れのような佇まい。
幽霞亭
八角亭の構造で、八つの窓から光が差し込むように設計されている。現在は各種講座、体験、セミナーなどに利用されている。ソウル北側にそびえる北岳山の登山コース、ソウルの城郭が見えるすばらしい眺め。
～伝統家屋で味わう～ 韓定食レストラン＆
一和堂の建物１階には、パラダイス釜山ホテルチームの手による韓定食レストラン「異宮(イグン)」、２階には伝統茶を味わえる「ダソニ」では自然を感じながら、美味しいひとときを満喫できる
三清閣 (サムチョンガク)삼청각
- 住所
- (日本語)ソウル市 城北区 城北2洞330-115
(韓国語)서울시 성북구 성북동330-115
- 電話番号
- 02-765-3700
- 運営時間
- レストラン店舗によって営業時間が異なる
異宮（イグン）12:00～15:00 18:00～22:00
タソニ 10:30～24:00
http://www.samcheonggak.or.kr/（韓国語） - 日本語
- 一部スタッフ可
