【成均館大学校 成均語学院 留学生インタビュー】 - 韓国オプショナルツアー、ソウルツアー、韓国、韓国文化体験、韓国旅行、語学研修
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【成均館大学校 成均語学院 留学生インタビュー】
WRITTEN BY : maiko
体験レーポート一登録日時 : 2012-04-11
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休日は景福宮・三清洞を散歩、「南漢山城」(地下鉄8号線下車)の四季折々の風景はオススメです!

Tさん 1日のスケジュール

6時半 起床               14時~17時 TOPIK特別班受講
7時半 下宿で朝食            17時~ 帰宅 夕飯 下宿の友達とおしゃべり
8時 新村でバス乗車→大学まで所要30分  23時  就寝     
9~13時 授業
13時~ 仲良しの中国人の友達とランチ

週末ともなるとホンデ(弘大)に匹敵するほどの大勢の若者で溢れ、小劇場演劇のメッカでもある大学路(テハンノ)は李氏朝鮮時代の城壁や古宮のひとつである昌慶宮など古きよき文化にも接することができる素敵な街です。そんな大学路にある成均館大学校は、韓国最古の大学として国内でも一目置かれる存在。最近ではJYJユチョン主演ドラマ「成均館スキャンダル」の舞台となり、ドラマに出演していた「花男」ソン・ジュンギも在学中(多忙ながらも頻繁に通学、目撃情報多数!)。成均語学院は、学費も廉価で、午後の特別授業も充実と評判なんです。今回は韓国に来て8ヶ月目のTさんにお話を伺ってきました。

イギリス発、韓国行―簡単に自己紹介と韓国に興味を持ったきっかけを教えてください。

Tさん:韓国に来る前に韓国語の勉強を月3回、1年程度していたので、2級(初級の2段階目)からスタートし、現在4級(中級の2段階目)に通っています。実は小さい頃から留学をしたくて、英語も好きで・・・本当はイギリスに行こうと思っていたんですよ。

―え、全然雰囲気が違う国じゃないですか!

Tさん:そうなんです(笑)。イギリスへの旅行で香港でトランジット(乗換え)だったんですけど、たまたま時間があったので街へ出てみたんです。そしたら、今まで見たことのない風景が広がっていました。針のような超高層ビル、夜景、エネルギッシュな人々・・・アジアのエネルギー溢れる感じに圧倒されてしまいました。それまでは一切興味がなかったアジアなんですけど。そして短大生の頃に、ドラマ「冬のソナタ」を両親がテレビで見ていて、試しに見てみたら、韓国のことまったく知らなかったのに、こんな素敵な場所があったんだ!と。主人公たちにも感情移入してしまって・・・。英語も好きだし、韓国を始めとしたアジアの人にも接したい!と思ったので、とある空港のビル会社に就職しました。

―具体的にどのようなお仕事を?

Tさん:空港の免税店に5年、案内所やオフィスの中で問い合わせを受ける仕事を1年半していました。私の勤めた空港はお客様が韓国人の方がとても多かったので、韓国語の個人レッスンを受け始めて、料金の案内や簡単な会話はできるようになりました。仕事はとてもハードなものだったのですが、韓国人のお客様には本当に癒されました。出会ったばかりなのに、健康を心配してくれたり。そして韓国人のペンパルもできたんですね。3年続きましたよ。実際に会って、ペンパルのお家に遊びにもいきました!

―なかなか得難い経験ですよね。

Tさん:はい。仕事で嫌なことがあっても、その人達の暖かい言葉を思い出すたびに、いつも近くにいてくれた気がして。本当に韓国人に助けられた思いです。そして、ペンパルが通っている大学を見に行ったとき、「あ、留学生活もいいけど大学生活もしてみたい!」と直感で思ったんです。韓国の大学に通ってみたいけど、専攻は特に無いし、勉強できることは語学しかなかったので、大学の語学堂に通おう!と。でも、とても悩みました、眠れないくらいに。一生懸命貯金して、イギリスに行こうと思ってたのに・・・韓国のことが頭から離れないんです。結局、今行かなかったらこのままズルズル働いていくだけだ、と思ったので、直感を信じてみることにしました。2010年8月のことです。

―なるほど。留学するほとんどの方が通る悩みですよね。

Tさん:今となっては、ですよね(笑)。最終的には、アジアを知ってから欧米へ行ってもいいかなと開き直りました!
歴史を感じさせる雰囲気と革新的な語学堂

―それでは成均館を選んだ理由を教えてくださいますか?

Tさん:留学を決め、語学堂の中からいくつかに絞って、2010年12月に下見に来ました。由緒ある建物を見て一目惚れした感じです。600年以上の伝統があって、交換留学生が多いとも聞いたので、韓国の伝統文化も大好きだし、色んな国の人とのふれあいを求めている私にぴったりだと思いました。

―実際どうでしたか?

Tさん:私は2級から入ったんですけど、アゼルバイジャン・チェコ・フィンランド・フランス・中国、日本という多国籍なクラスでした。インターナショナルスクールみたいな雰囲気なのに、勉強しているのは韓国語という状況がとても面白かったです。今のクラスは日本人・中国人半々なんですけど、みんな穏やかで居心地がいいです。中国人学生は、韓国の大学・大学院進学を目指している人達ばかりなので、先生の指導も熱が入っています。

―それでは、授業の内容を詳しく教えてもらえますか?

Tさん:まず最初の2時間は文法です。3級までは、先生が文法の説明をしてくれたあと問題を解くというサイクルの繰り返しだったのですが、4級になると、先生の他愛の無い日常会話からスタートです。それとなく習ったばかりの文法を使って短文を作り、新しい文法の説明に入ります。そして生徒一人一人を指して例文を作らせます。いかに日常で活かすかを念頭においた文法の授業ですね。文法の時間なんだけど、スピーキングに流れることが多いです。今は「漢字語(例:影響を及ぼす“영향을끼치다”)」を勉強しています。簡単な単語だけで必死に文を作っていた初級に比べて、少し幅のある文を作れるようになって嬉しいです。教科書も、フルカラーではなく地味ですが、例文は分かり易いし、勉強に飽きがこない感じです。

―スピーキングはどうでしょうか。

Tさん:私のクラスは文法の後、2時間授業があります。基本的に文法で習った単元を追いかけて会話練習していきます。またPowerPointを用いた発表が1学期に2~3回あり、4級は韓国人にアンケートを取る作業もあります。勿論全て暗記してプレゼンテーションをし、成績に加味されることになっています。

―それでは特に問題なく授業は進行しているようですね。

Tさん:そうですね・・・。強いて言えばスピーキングの時間の際、もう少し会話練習時間が増えればいいなと思います。生徒のやる気にも関係あるんですけど、興味をひきたてるようなロールプレイをもっとやりたいですね。

―宿題や課題の量はどうでしょうか。

Tさん:宿題はほぼ毎日出ます。作文だったり読解だったり・・・。私はしっかり納得いくまで調べるタイプなので、2時間はかかりますね。4級にあがって、実は最近予習復習はあまり出来てないんですけど(笑)、韓国にも学校生活にも慣れてくるわけで。でも宿題も大事だけど、どうすればいかに楽しく韓国語を学べるか・・・を考えていますね。結論は、授業を一字一句逃さないつもりでしっかり聞く!これに尽きます。

―他に成均館の特徴を挙げるとすると何がありますか?

Tさん:午後の特別クラスですね。私はTOPIK(政府認定の韓国語能力検定試験)対策班を受講しています。週2回6時間の有料クラスですが、各分野テキスト・プリントをもらって先生の解説付で授業は進むのでお得だと思います。作文のテクニックや読解の時間節約法を教えてもらいました。他に、無料の「文化体験班(ソウルの森、世宗ベルト、北村、ソウル歴史博物館など)」「発音・KPOPノレバン班」があります。クラス全員で行く文化体験授業は、1学期に1回しか無いんですけど、日替わりの特別クラス(テコンドー体験、韓国文化講義、グルメ探訪など)が今学期はあって、自由に参加する事ができます(来学期以降の継続は未定)。

―午後のクラスにも力を入れているんですね!

Tさん:そうですね!新しいことはどんどんやっていこう!というパワーを感じますよね。学期中、必ず1回は担任の先生との面接もありますし、とにかく優しい!皆さんオープンな方ばかりなのでリラックスして授業を受けています。
そして、これから

―それでは、今お住まいの下宿の話を聞かせて下さい。

Tさん:2011年2月に下見に来て、新村の下宿に決め、今もそこに住んでいます。契約まで1週間位かかりました。学校までバスで30分はかかりますけど、今の下宿大好きです!管理しているおばさんと仲良くなって、本当の母娘のようです。下宿なのにすごく清潔で過ごしやすいですし、隣人が韓国人なので一緒にご飯を食べたり・・・当たりですね!

―学校も住まいも気に入っているのなら、韓国から離れがたくなりますね(笑)。

Tさん:そうですね。とりあえず今学期が終わったら、アルバイトを始めようと思ってます。成均館を卒業して、韓国語上級までマスターして就職できればいいですね。韓国で、とはこだわってないのですが、勉強をただしただけで終わらせたくないので、何かしら残したいんです。今はこつこつと日常的なことを学んでいく時期だと思っているので、マイペースに頑張ります!

Tさん「授業中に先生が言った事をメモする小さいノートは持ち歩いています。ノートまとめは、後で見返さない事も多々あるので、小さいノートがちょうどいいんです。」

取材当日、正門横にある「明倫堂」。紅葉が見頃を迎え、写真をとる人や写生をする人で賑わっていました。

成均館を語る上で欠かせない坂の頂上近くに、事務室のある「タサン経済館」があります。

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