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韓国は今,英ロックバンドの"クイーン"に魅了された。

記事タイプ : 韓国は今,英ロックバンドの"クイーン"に魅了された。
登録日 : 2018/11/28

韓国は今,英ロックバンドの"クイーン"に魅了された。 映画"ボヘミアン·ラプソディ"(監督ブライアン·シンガー)で再現したフレディ·マーキュリーの情熱と自尊感,クィーンが500万人を超える観客を魅了させた。 クィーンは,どうやって半島を飲み込んだのだろうか。

"ボヘミアン·ラプソディ"は28日午前9時28分,累積観客数が500万人を突破した。 映画振興委員会の映画館入場券統合コンピューター網の集計結果,500万7178人を記録し"クイーンシンドローム"を自ら立証した。

映画"ボヘミアン·ラプソディー"公式ポスター,写真提供|20世紀フォックスコリア


また歴代音楽映画で興行1,2位を記録している<レ·ミゼラブル>(2012)(592万人)と<美女と野獣>(2017,513万人)の500万観客突破時点だ。 音楽映画の新しい興行記録の更新を期待することもできる。

■"3度の逆走"...ローラーコースターの興行日誌

<ボヘミアン·ラプソディ>は3回の逆走奇跡を成し遂げた。 まるでジェットコースターのような振る舞いだった。 映画の作品性と観客たちの口コミのおかげだった。

先月31日の公開直前までは,このような"シンドローム"を予想した人は多くなかった。 劇場街への流入人数の多くないオフシーズンで,当時の前売り率まで同時公開作の"完璧な他人"に押され,連続2位を記録するなど,興行成績は明るかった。

開封後も,しばらくはボックスオフィス2位に止まっていた。 軽いコメディー物"完璧な他人"が先頭を走り,"ボヘミアン·ラプソディ"は静かに反騰をはかっていた。

奇跡は封切り6日目にして起きた。 5日のリアルタイム予約率で"完璧な他人"を初めて抜いて,興行に青信号を点した。 観客評価指数も9.50(ネイバー,10点満点基準)を記録し,高い満足感を示した。 また,最初の週末の観客数(70万9166人)まで,これまで韓国で親しまれてきた音楽映画"ララランド"(56万3430人),"偉大なショーマン"(39万2046人)などを除いた。

尋常でない動きに,国内マルチフレックス劇場3社も遅れて飛び込んだ。 クィーンの名曲に合わせて見ることができるシンガー·ロングの上映を確定し,IMAX,スクリーンX館など特化館観覧イベントなどを実施した。 それだけでなく,フレディ·マーキュリーの忌日には"メモリアル上映会"まで企画し,"クインドク"の獲得に乗り出した。

ボックスオフィスで初の逆走行に成功したのは,公開から14日後のことだ。 <完璧な他人>を捕まえて1位になった<ボヘミアン·ラプソディ>はその後,新作"神秘な動物とグリーンデルワルドの犯罪""盛んな牡牛"などが公開されるたびに2位となった。 約3回の逆走に成功したわけだ。

■論争の激化

もちろん,花の道だけを歩んだわけではない。 <ボヘミアン·ラプソディ>は製作企画段階から多くの浮沈を経験した。 昨年12月,制作過程内でブライアン·シンガー監督は,怠慢さと出演陣,制作陣との不和で監督職から解雇され,まな板に上がった。 以後,デックスター·フレッチャーが監督職を引き継いで,撮影完了と後半製作を担当し,幸い今の完成度を見備えることができた。

その後も大小の雑音が起った。 制作会社20世紀フォックスが5月15日に公開した<ボヘミアンラボソディー>ティーザー映像の中でクィーンメンバーのロジャー·テイラー役を演じたベン·ハディが'有名'という漢文と共に,Tシャツが登場した。 旭日旗は,帝国主義である日本が使用した戦犯で,軍国主義と侵略の象徴だ。 これについて,誠信(ソンシン)女子大学の徐敬徳(ソ·ギョンドク)教授やネットユーザーらは,クイーン公式ユーチューブやツイッターなどに抗議し,制作会社はこれを受け入れ,問題が発生してからわずか1日で旭日旗を消した。

政治志向の強い1週間誌によって,笑えないハプニングも起きた。 最近,ラミー·マレックとインタビューした写真が議論の火種になった。 公開された写真の中のラミー·マレックが持っている週刊誌の表紙に"私はなぜ文政府に背を向けたのか"という文句が鮮明に表れていたのだ。

これについて,ネットユーザーらは,ラミー·マレックがこの政治的性向の濃い文章の意味を十分に認知し,写真を撮ったのか,あるいは韓国語と国内政治の失政に対する理解なく単に取材陣に頼んで撮影したのかについて,熱い論争を繰り広げた。 また,一部のラミー·マレックの社会ネットワークサービス(SNS)にも抗議文を載せ,"映画不買運動"まで示唆している。 しかし,メディア側では"政治的意図はなかった"と単なるハプニングで一段落した。

■評論家たちが指摘した興行秘訣は?

それなら<ボヘミアン·ラプソディー>が韓国で観客に愛される理由は何だろうか。 最大の理由は,広く知られるクィーン音楽と"天才の成功·挫折"という単純なプロットが調和するように配置されたからだ。 クィーンやフレディー·マーキュリーをよく知らない人でも,一度は聞いたような歌で映画に興味を持つようになれば,簡単に話をしながら楽しさを感じることができる。 これはクィーンとフレッド·マーキュリーの伝説自体が持つ大衆的な吸収力に"エクスマン"シリーズを演出したハリウッドの有名監督ブライアン·シンガーのメガホンが加わった結果だ。

映画評論家のオ·ドンジンさんは作品興行秘訣について,"一挙三得(一挙三得)ではないか。 映画を見て音楽聴き,シンガーロンもできるため,他の作品よりも3倍ほど観客吸引力を持っているわけだ"と評価した。

続いて"プロットが容易で劇中の'フレディ·マーキュリー'に自己同一化をさせることができるという強みもある"とし"これは制作陣の戦略かもしれない。 自分の同一化が容易な新派劇に観客は強く惹かれる傾向があるが,実際複雑なアウラを持つフレディモキュリーとクィーンの話がスクリーンの中に単純化したことから,クィーンを知らない世代まで経験しようとする意図と解釈される"と付け加えた。

"驚くべきシンドローム"と言ったユン·ソンウン映画評論家は,その秘訣として"観客参加型映画"を挙げた。 ユン評論家は"既存の音楽映画が累積観客数400万を超えられないのに比べ,<ボヘミアンラボソディ>が500万を突破できたのは,他の音楽映画が持てないほどの力をもっているからだ"と語っている。くすくす"と説明した。

また作品の末尾20分の'ライブエイド'公演の場面が国内観客をとりこにするキーポイントだった。 したがって,エンディング·レディットが上がっても余韻が残る"とし"2D上映館で見た人もスクリーンXで見なければならないという"N車観覧"を誘導する演出方式だ"と述べた。

このように<ボヘミアン·ラボソディ>はまもなく公開1カ月を迎えるが,その興行ブームはさらに続くものと見られる。 メガボックス側は27日まで予定されていた<ボヘミアンラプソディ>のシンガーロン上映会を延長上映することを決め,MBCも来月2日午後11時55分<特集地上最大のコンサートライブエイド>を編成した。 600万の大台越しに続き,1000万達成にも成功できるか,その歩みに関心が集まっている。

イ·ダウォン記者