≪わかりやすく、目的地に早く確実に行くことができる≫
地下鉄は首都ソウルをはじめ、インチョン(仁川)、プサン(釜山)、テグ(大邱)にある。
特にソウルは、1~9号線まであり、ソウル市内および周辺を網羅しているので、どこに行くにも地下鉄はとても便利。
路線表示はそれぞれのシンボルカラーと路線番号で区別され、すべての駅に番号がふられているのでわかりやすい。
ツアーの自由時間に積極的にソウル市内を自分で動きたいという人にオススメ。運転本数も多く、駅間の所要時間は ほとんどが2~3分、目的地への時間計算が容易にできる。
日本と同様、地下浅いところを走っているものから、地下奥深くを走っているものまで、路線や駅ごとに異なる。
「エスカレーター」や「動く歩道」では、基本的には右側がそのまま乗る人、左側が乗ってから歩く人が乗る。
また、エレベータも多くの駅で導入され、高齢者や重い荷物を持った人が利用できる。
≪切符の買い方≫
切符は、窓口で買う方法と、販売機で買う方法があり、自動販売機では、旧型の「先に料金を押してその後お金を入れる タイプ」のもと新型の「お金を先に入れて、料金を後から入れるタイプ 」のものがある。改札口はすべて無人で、日本と 同じような自動改札ドアが開くものと、自分で回転させる方式の2種類がある。地下鉄運賃は日本円では払えませんので 韓国ウォンが必要。
ソウル地下鉄の場合
近年ほとんどの地下鉄駅で新型の切符販売機械が導入されている。この機械はタッチパネル式で画面下には言語切り 替えボタンがあり、通常表示は韓国語だが、英語・日本語・中国語の切り替えが可能。1回ごとに切符を買う場合と T-money(交通カード:チャージ式)を使う場合がある。T-moneyを使った場合には割引がある。切符といっても紙では なく、保証金(500ウォン)が必要なカード式の切符。
基本運賃(10km以内)
※10~40kmまで:5kmごとに100ウォン追加
※40km超過時:10kmごとに100ウォン追加
1回切符の場合
新型の販売機は一回券の購入とT-moneyへのチャージが一つの販売機で出来るようになっている。
1、 画面下で希望の言語(日本語)を選択する
2、 画面左にあるオレンジ色の「1回用カード」の絵を選択する
3、 目的地の地下鉄名を選択する
4、 枚数を選択する
5、 運賃とカード保証金の合計金額が表示される
6、 料金をいれる
7、 カード式切符とおつりがでる
(乗車時)
8、 改札の端末機器にカードをタッチさせると通過できる
(下車時)
9、 乗車時と同様に改札の端末機器にカードをタッチさせると通過できる
10、カード保証金換金機械にカードを入れて保証金500ウォンを受け取る>
※ 地下鉄の乗り換時は改札を通る必要はなく、案内表示に従って駅構内で乗換えができる。
最終目的地の改札でカードをタッチさせて改札を出る。
※ ただし一回券で仁川空港鉄道への乗り換えなどは、直接乗り換えることができません。
一度改札を出てから乗り換える必要があります。
≪夢のある地下鉄≫
地下鉄駅のデザインはさまざまで、比較的新しくできたところでは、個性あるデザインや構造になっていておもしろい。
また、期間限定で地下鉄の車体や車内にさまざまな工夫をこらした電車が走っている。突然電車に乗ると『銀河鉄道999』に 出てくるような電車がホームに入ってきて、車内の電灯はすべて赤、モニターで映画が上映されているということもある。
ソウル特別市地下鉄公社(1~4号線):http://www.seoulsubway.co.kr/
ソウル特別市都市鉄道公社(5~8号線):http://www.smrt.co.kr/
仁川広域市地下鉄公社:http://www.irtc.co.kr/
釜山交通公社:http://www.subway.busan.kr/
大邱広域市地下鉄公社:http://www.daegusubway.co.kr/
2~4人が一緒に移動するとき、タクシーは地下鉄やバスよりも安くなる場合があり、しかも街に走っている台数も多いので 便利。日本語が通じるタクシーもあるが、通じなくともホテルカードやハングルで行き先を書いたメモを準備すれば、簡単に 乗れる。
ソウルのタクシーを大きく分けると、「一般タクシー」と「模範タクシー」の2種類がある。空車表示は、助手席側のランプと 車体屋根のサインランプでわかる。乗り方は日本とほぼ同じで、料金計算は時間距離併用制、自動ドアではない。
ほとんどの車で自動領収書発券器、運転手との会話を補助する翻訳電話機(翻訳センターとつながる)を装備している。
一般タクシーはシルバーグレーの車体で屋根にブルーのサイン、模範タクシーは少し高級なブラックの車体で、屋根に イエローのサインとなっている。またワンボックスカーの模範タクシーがあるが、料金も同じで、荷物が多いときにオススメ。
7人くらいまで乗車できる。
ソウル
仁川国際空港とソウルの中心部の料金は、標準で一般タクシー36,000ウォン、模範タクシーは63,000ウォンくらいかかる。
≪市内バス≫
ソウル市内だけで運行しているバスは約400路線、9,000台くらいが走っている。観光客がバスに乗るのは大変難しい。
目的地に行くバスが何番のバスなのかがわかっても、バスを止めて乗り込むのにパワーが必要。しかし、観光客にとって 本当に楽しいのは地下鉄よりもバス、風景を見ているだけでも楽しく、長く何回も乗っているとソウルの街の全体像が少し ずつわかってくる。
市内バスには、一般バス、座席バス、マウルバスがあり、座席バスは前乗り前降りで比較的長距離路線を走り、マウル バスは小型バスで細かく停留所をまわる。運賃は、一般バス1000ウォン、座席バス1800ウォン、マウルバス700ウォン。
乗車口で運賃をはらう。T-moneyも使用可能。
バス路線案内センター(02-414-5005)。
一般高速バスと優等高速バスの2種類がある。ソウルから各都市へ直接行くことができる。優等高速バスは、飛行機の エグゼクティブクラスのようなゆったりとした座席で、長時間乗るときはオススメ、値段も少しだけ高く設定されている。
≪ソウル高速バスターミナル≫
住所:ソウル特別市瑞草区盤浦洞19-3
交通:地下鉄3号線高速ターミナル駅
電話:02-535-4151
主な路線
≪東ソウル高速バスターミナル≫
住所:ソウル特別市城東区九宜洞546-1
交通:地下鉄2号線カンビョン(江辺)駅
電話:02-446-8000
主な路線
韓国の鉄道は時間も確実でチケットは駅や指定の旅行会社などで購入できる。
繁忙期は売切れるのこともあるので、早めに購入すること。鉄道は韓国全土に網羅され、長距離路線には、主にセマウル号 とムグンファ号が走っている。それぞれ特急と急行のようなもので、停車駅、車輌が多少違う。また、運賃体系は、日本の ように特急券などが別にあるわけではなく、一括した料金で販売されている。高速バス、飛行機、船舶を含めた時刻表が、 ポッケトサイズで発行されているので読んでみるのもおもしろい。
≪ソウル駅と清涼里(チョンニャンニ)駅≫
ソウルからの長距離列車は、ソウル駅と清涼里駅から出ている。ソウル駅は、1日平均90,000人が利用する駅で京釜・全羅線、 清涼里駅は、1日平均利用客は約36,000人で、京春・中央・嶺東線などの始発駅になっている。
主な行き先の運賃と所要時間
※基本運賃-金曜日18時~日曜日、5%割引-月・金曜日18時以前、15%割引-火~木曜日
大韓民国鉄道庁:http://www.korail.go.kr/
※交通機関の運賃は変更する場合があります