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利川(イチョン)陶磁器作り
WRITTEN BY : みさこ
体験レーポート一登録日時 : 2012-04-09
カテゴリー : 文化体験
チョアヨ! : -3票

利川(イチョン)陶磁器村

美しい陶磁

お米も美味しい利川(イチョン)

韓国の陶磁器といえば利川(イチョン)!韓国・利川(イチョン)陶芸村で陶磁器(トジャキ)作りを体験してきました^^
利川(イチョン)は京畿道(ギョンギド)に位置し、ソウルからはバスで約1時間ほどのところにあります。
昔から韓国人の生活に欠かせない道具のひとつである陶磁器。
利川(イチョン)では朝鮮時代から陶磁器の生産が始まり、陶磁器の原料や燃料が豊富にあったことなどから
朝鮮白磁の生産の中心地として栄えてきました。
現在、利川(イチョン)には約80カ所の陶磁器工場が存在し、300基の陶磁器窯が集まっています。
こちらでは陶磁器を直購入することができるほか、製作過程の見学から直接陶磁器作りを体験することもできます。
また、利川(イチョン)は水が豊富で美味しいことから、こちらで収穫されるお米が美味しいことでも有名です!

陶芸体験教室『예원도요(イェウォンドヨ)』

住所:京畿道(キョンギド)利川市(イチョンシ)新屯面(シンドゥンミョン)南征1里192-7
韓国語:경기도 이천시 신둔면 남정1리 192-7
アドレス:http://www.yewonceramic.co.kr/031-634-2244
※陶磁器体験費
土で直接作る体験:1人当り22,000ウォン(税込み)

【アクセス方法】 ソウル高速バスターミナルから高速バス乗車、利川(イチョン)総合バスターミナル下車
(所要時間:約1時間/料金4400ウォン)

ろくろを体験

陶芸家の先生

ろくろを使った作品

ろくろ体験

こちらの陶芸教室では、ろくろを使う体験から粘土を直接手を使って形にしていく陶芸体験が行えました。
教えてくださる先生は韓国の陶芸展で受賞経験のある陶芸家で、面白おかしく話しながら陶磁器の作り方を
教えてくださいました(※注意:韓国語)
見ている分には簡単に見えますが、ろくろを使って粘土を器の形に整えていくのは思いのほか難しいもの!
陶芸家の先生が手伝ってくださり、ろくろを使って器の形が何とか出来上がりました^^;
一人でろくろを使って器の形が作れるようになるまでは、約3ヶ月はかかるんだとか。
さらに思い通りのかたちが作れるようになるまでには何年もかかるそう。陶芸家への道のりは険しいです!
教室内はひんやりとしていました。暖房などは粘土の乾燥を防ぐための最小限に抑えられています。
また、あまりに寒くても粘土の中の水分が凍ってしまうため、暖房を全使わないのも駄目なんだとか。
粘土のために温度管理がされています。

陶芸体験教室

陶芸教室

始めの段階

手で整えていきます

いよいよ、粘土を手でお皿やコップなどのかたちを作っていきます。
こちらでは2つの作品をつくり、どちらか気に入った方を乾燥させ、釜で焼きあげたあとに配送してくれます!
はじめは簡単なお皿から作っていきます。
あらかじめ丸く整えられた粘土の裏面に名前と日付を書いてスタート!!
丸い粘土の端に、こちらもあらかじめ細い筒状に整えられた粘土をくっ付けていきます。
内側、外側の両方を先ほどの丸いお皿の底になる部分にしっかりとくっつけます。
お皿は細い筒状の粘土2段分を同じ要領でくっつけ、指で形を整えていきます^^
ある程度お皿としての土台が整ったら、次は自分の好みの形に作っていきます。
ハートや、猫、余った粘土で飾りをつけている人もいました^^ちなみに私はお花型にしてみました!!

お皿の形が見えてきました!

出来上がり!

焼き上がりが楽しみ!

2作品目は自分の好きなものを作っていきます。
お皿、コップ、お茶碗と何でも可能ですが、時間制限があることやコップはお皿よりも難しく、
お茶碗はさらに難易度が高いので、大抵の方はコップに挑戦していました。お互い交換するためにマグカップを作っていた
仲良し韓国人カップルも!!ほほえましいですね^^
コップも同じ要領で作っていきますが、最初の土台となる底の部分は
お皿よりも小さめに切って使います。コップの場合は、細い筒状の粘土5~6段くらいを積み重ね
お皿と同じように指でくっつけて、形を整えていきます。
コップは高さがあるため、なかなか思い通りの形になりません^^;なるほど!コップは難易度が高いと陶芸家の先生が
おっしゃっていたことに納得です!
私も2作品目はコップに挑戦してみましたが、思い通りの形にならず歪なコップになってしまいました…。
作品が2つ完成したら、気に入った方の作品に印をつけて焼きあがった後に配送してもらいます。
所要時間は2時間ほど。あっという間に時間が過ぎてしまいました。
作品を作る目的でも楽しめますが、粘土に直接手で触れることでストレス解消にもなりました!
皆様もぜひ、利川(イチョン)で陶磁器作りを体験してみてください^^
チョアヨ!