雪岳山~正東津 - 韓国オプショナルツアー、ソウルツアー、韓国、韓国文化体験、韓国旅行、語学研修
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雪岳山~正東津
WRITTEN BY : KEI
体験レーポート一登録日時 : 2012-10-04
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雪岳山の紅葉

雪岳山の紅葉

雪岳山の紅葉

紅葉が色付くこの季節。学校の友達と一緒に1泊2日で江原道(カンウォンドウ)にある行ってきました。江原道は韓国人に1番人気の観光地で全地域の82%が山岳地帯の豊かな自然の風景は常に人の心をとらえています。特に山全体が赤と黄色に染まる紅葉シーズンと、白い雪で覆われる冬は感嘆せずにはいられない江原道の代表的な風景です。江原道には671年に建てられた寺で関東八景の1つにも数えられている洛山寺(ナクサンサ)や、高麗時代に歌を詠んだり絵を描いたりした楼閣の名前で、今は白砂の海岸で有名な鏡浦台(キョンポデ)、川のほとりにたたずみ高麗時代の詩人や学者がその美しさを称えた竹西楼(チュクソル)などがあり、2018年に冬季オリンピックが開催される平昌(ピョンチャン)地域には、国宝である8角9層石塔をはじめとした多くの文化財がある月精寺(ウォルチョンサ)など、多くの歴史的建造物が残されています。そんな中でも特に私が行きたかった場所は歴史的建造物の見学ではなく、雪岳山(ソラクサン)国立公園です。

雪岳山国立公園

登山道

グリーンの水

弥勒菩薩像(みろくぼさつぞう)

束草市の西部にある雪岳山国立公園は、年間訪問者数が約360万人にも上り、韓国のみならず海外からも訪れる人の絶えない人気の国立公園です。季節ごとに変わる美しい景色が有名で韓国で一番美しい山といわれる雪岳山があり、雪岳山の最高峰、大青峰(テチョンボン)を中心に東を外雪岳(ウェソラク)、西を内雪岳(ネソラク)と分けられています。本格的な登山コースから気軽なハイキングコースまであり、それぞれ魅力のある山岳・渓谷の美しさを見せてくれます。今回私たちが訪れたのは観光客が最も多い外雪岳(ウェソラク)です。

午前9時に学校を出発しバスで約2時間半。山に囲まれ空気もだんだん冷たくなってきました。辺りの山はほとんど紅葉に染まり雪岳山へ到着する前にも、キレイな紅葉をたくさん見ることができました。私たちは雪岳山近くの食堂で昼食をとり雪岳山へ。到着するとすでに人はたくさんいて幼稚園生からお年寄りの方まで、さまざまな年齢層の人がいました。入口付近にあるお店には、靴・帽子・飲料水・食べ物・子どものおもちゃ・マッコリまでいろいろな物が売られていて、そこで時間をつぶしてしまいそうでした。そんなことではいけないと、
入口で入場料を払いクラス写真を撮ったあとクラスごとにわかれて登山開始!歩き初めると私たちの目の前に大きな仏像が見えてきました。そこは新興寺(シンフンサ)というお寺でした。

《新興寺》
新興寺はでは多くの僧侶が修行に励みまたしが、2度の火事によって焼失してしまいました。しかし1646年に3人の僧侶によって再建され、大きな弥勒菩薩像(みろくぼさつぞう)や重要文化財に指定されている三層石塔、大雄殿、冥府殿、法堂、極楽宝殿などの建物があります。そのほか文化財にも指定されている浮屠(ブド)という石の塔や南北朝鮮の統一を祈願して建立された統一大仏(釈迦牟尼仏)などの見どころがあります。

緩やかなコースを行くか少し急なコースを行くか先生に聞かれたので、私たちは迷わず「緩やかなコース」を選びました。しかし、ある1人の男の子が「そんなの登山じゃない」と1人で急なコースのほうに行ってしまいました。そんなことがありながら、私たちはゆっくりと目的地を目指して歩き始めました。登山と聞いていたのでもっとでこぼこな道を想像していたんですが、道路はちゃんと整備されていてちょっと以外でした。山の上から流れてくる川の水は澄んでいて、赤や黄色に染まった木々が川の水に映りこんでいました。川遊びをしたかったんですが、さすがにこの季節は寒く諦めて登山を続けました。空を見上げると紅葉の隙間から空が見え、その空も青く澄んでいてとてもきれいでした。気がつくと道が険しくなりはじめ、道にも岩が飛び出てくるようになりました。岩を跨ぎながらの登山だったので少ししんどかったんですが、私たちの横で流れる水の音を聞くと少し疲れが癒えるような感じがしました。途中で食堂があり、そこで働いているおばさんたちが「ここでご飯を食べて行きなさい~」と誘ってきました。その食堂では外でも食べれるようになっていて、こんなキレイな景色を見ながら食事ができるなんて最高だ!とは思ったんですが、ついさっき昼食を食べたばかりだったので「ごめんなさい」と頭をさげて登山を再開しました。本当に残念だったので次来る機会があれば絶対そこの食堂で食べたいと思いました。山だから普段よりずいぶん寒いと聞いていたので少し厚着をして行ったんですが、登山をしているとだんだん暑くなり上着は脱ぎ捨ててしまいました。上に行くにつれ渓谷が深くなり、岩肌がむき出しの風景は圧巻!白い岩にグリーン色の澄んだ水が印象的で、アジアのスイスと呼ばれる理由もわかるような気がしました。岩の上には野生のリスまでいて、本当に大自然の中にいるんだなぁということを実感しました。私たちは時間の都合で途中までの登山となったんですが、そこまで一緒に登ってきたクラスのみんなと撮ったクラス写真は一生の宝物になりました。爽快な気持ちで登山を終え元来た道をゆっくり下山しました。このような感じで初の雪岳山登山は終えたんですが、次に来るときは頂上まで挑戦してみたいです。

正東津(チョンドンジン)》

透明の道から見える海

透明の道から見える海

透明の道から見える海

正東津は、江原道(カンウォンドウ)江陵(カンヌン)市にある小さな海岸の町で、韓国で最も海に近い駅である正東津駅がある所で人気ドラマ「砂時計」のロケ地でもあります。ドラマ「砂時計」は広州事件前後の裏世界と政治を描いていて韓国の民主化運動をドラマ化したもので、韓国では韓国歴代ドラマ視聴率第2位(64.5%)を記録しました。正東津駅から歩いて15分くらいのところには「砂時計公演」があり、そこには巨大な砂時計があります。毎年1月1日0時に砂が落ちきり、砂時計が半回転し、また砂が落ち始めます。正東津という地名は、朝鮮時代に漢陽(ソウル)の光化門(カンファムン)から正確に東に位置している港ということで名づけられました。正東津といえば何といっても日の出の名所として有名です!松の木と汽車のレールという景観と調和した美しい日の出の光景は、正東津だけの魅力です。毎年1月1日には、砂時計公園で砂時計回転イベントと日の出イベントが催されます。

私たちはホテルで夕食とレクリエーションをすませた後こっそりとホテルを抜け出し、コンビニでお酒を買い砂浜で乾杯!先生にバレないかというドキドキ感も後押しして、夜の海を見ながらのお酒はとてもおいしかったです。海岸の目の前の居酒屋や食堂は夜遅くまで開いていて、夜の暗闇にネオンの光が一昔前の雰囲気をかもし出していて、まるで映画の中に出てきそうな感じの街並みでした。次の日の朝は早く起きて正東津の日の出を見ることにしていたので起きてすぐ砂浜へ。しかしこの日は雲がかかっていて少しの間待ってみたんですが、念願の正東津の日の出は見ることができませんでした。残念。でも霧のかかった幻想的な海を見るだけども、心のもやもやが少しだけすっきりするようなそんな感じがしました。海をみながらの朝ごはんで気をとりなおして、正東津サンクルーズへ

敷地内にある彫刻

展望台から見える景色

サンクルーズホテル

《正東津サンクルーズ》
正東津サンクルーズはクルーズ型のホテルで、多様な客室やレストランなど様々な施設が整っており、美しい日の出を見ることのできるロマンチックなこのホテルを訪れる恋人が後を絶ちません。崖の上にあるため下からみるとまるで大きな客船が崖の上に打ち上げられ、海に戻れなくなったかのように見えるホテルです。

ホテル前の崖のところには透明な道へと続く階段があり、恐る恐る慎重に降りていきました。透明な道から下を見下ろすと自分が空を飛んでいるみたいな錯角をおこしてしまいます。そこから見る緑色の海はとてもキレイで、恐怖を忘れてしまいずっとここにいたいという気持ちになりました。ホテルの周りには公園もあり、海だけでなくキレイに整えられた芝生で寝転んで休んでみたり、不思議な形の彫刻を見ながらゆっくり散策をしたり写真を撮ったりすることもできました。ホテルへの入場も可能で宿泊者ではない私たちはお土産売り場と屋上の展望台へ。お土産売り場にはキーホルダーや置物、アクセサリーまで売られていて見るだけでも楽しかったですが、買わないのが申し訳なく売り場を出て展望台へ。透明な道のところで見た景色もとてもキレイだったんですが、それとは比べ物にならないくらいの景色がそこにはありました!地平線を全て見渡すことができ、陸地もずっと向こうのほうまで見渡すことができました。この日はくもりだったので晴れの日だともっと遠くまで見ることができるんだろうなと思いました。

こうして私たちの1泊2日の江原道の旅は終わりました。
チョアヨ!